2013/06/28

ドコモからiPhoneが出るって誰が言い出したの?

それは日本経済のイマを伝えてくれる会社さんでしたっけ?
あれ? それともモバイル系のライターさんだったっけ???
まぁ、細かいことなんでどうでも良いですよね(´・ω・`)

結局のところ、iPhoneの取り扱いをドコモはしてくれるのか?
ウォールストリート・ジャーナル記者が話題の渦中にある、NTT docomo 取締役副社長の坪内氏へのインタビュー記事(抄訳)がRINGO-SANCOさんに掲載されていたので、その記事を読んで感じたことを綴ってみます。なお、詳しいインタビュー内容は以下のリンクよりご確認ください。
RINGO-SANCO / WSJによるNTTドコモ坪内和人副社長へのiPhoneに関するインタビュー(抄訳)

・王様同士の殴り合い


Q (WSJ 以下略): iPhone販売を妨げている事柄は? 
A (坪内氏 以下略): 我々は必ずしも「iPhoneを販売する」というアイデア自体に反対ではありません。単に条件面の問題です。調達コストは?販売コミット数は?といったことです。仮にiPhoneを扱うとしましょう。その場合、我々には得るものと失うものが出てきます。つまり「iPhoneを販売する」長所と短所を比較検討する必要があるのです。 
得るものと言えば、AppleのiPhoneはマーケティングを強力に後押しするツールとなり、魅力的な製品がラインナップに加えられます。ただ、同時に問わなければなりません。「条件は?」ということです。iPhoneを扱う他のキャリアは、iPhoneを低価格で販売しています。つまり、非常に多くの販促費がかかっています。 
また、我々が現在Android向けに提供している独自のサービスは、カスタマイズの余地がないiPhoneでは動作せず、対応を断念しなければなりません。

Appleは条件面で常に特別待遇を求めるというのは、ガジェット好きの中では常識的な話。いまでは随分と一般層にも浸透してきているかな? 一方のドコモも王様企業で特別なカスタマイズをメーカーに求めている(とはいえ、これはどのキャリアも同じですね)というのも周知の事実。まぁ、王様同士の話し合いなので平行線になってしまうのは仕方がないことなんですね(;´∀`)

どちらにも引くに引けないというか、そもそも引く気は全くないでしょうね┐(´д`)┌ヤレヤレ

・実際にiPhoneじゃなきゃダメなの?


Q: Androidスマートフォンにおけるドコモの戦略は?

A: 我々はこれまで、全ての端末を均等に扱い、そのうちのいくつかがメジャーヒットするかもしれないと考え、広く販売促進してきました。ですが、他キャリアのiPhoneにより対抗するためには、より選択と集中する必要があると認識するようになりました。

今日、iPhoneは必ずしもハイエンドの技術仕様を提供しているわけではありませんが、非常にバランスのとれたスマートフォンであると考えています。最近のAndroidスマートフォンにもバランスの良いモデルが出てきており、我々はそれらのモデルにフォーカスしています。
たしかにこの数ヶ月の売上をみているとソニーモバイルコミュニケーションズのXperiaシリーズを中心に販売が好調。最新のケータイ売上げランキングを見ても頷けるコメントです。

とはいえ、iPhone5が発売されたのは2012年9月のことなので、ほぼ1年前の端末と比較するのはよくないのかもしれません。しかし、iPhone5の16GBは実質価格0円の投げ売り状態なので、こうした施策がなかったら本当のところはどうなっているんでしょう?

これは、坪内氏の言う「iPhoneの販売による長所と短所」というのが大きく関わってきますね。

また、個人的な見解ですが、「泥」と呼ばれていた頃のAndroidなんて、Android2.3以前のことで、最近では動きもよく「やりたいことがやれる」ようになっているのは確かです。もちろん、簡単であるかどうかは別の話しですがアタヽ(д`ヽ彡ノ´д)ノフタ

それでも、フツーに使う分には支障もないし、自分にあったものを選べることができるのは大きなメリットだと思います。

・僕はこう思うのね(´・ω・`)

ぶっちゃけ、ど~~~~~でもいいです。はい(´・ω・`)
えぇ、身も蓋もない意見ですが、記事があがる度に「( ´_ゝ`)フーン」って感じ。

僕自身、SONY好きであり、Apple製品を持つメリットがあまりないので、iPhoneがドコモに来てほしいという思いは全くありません。むしろ、さらに電波が逼迫することのほうがツラいです。

この時期の風物詩とはいえ、そろそろ新しい芸を各メディア様には身につけていただきたく思います。

ちなみに、現時点で最も気になっているのは、Xperia Z Ultraです(`・ω・´)ゞ
ソニーモバイルコミュニケーションズさん! お願いですから、この端末を日本でも販売してください。お願いしますm(_ _)m

※画像はPAKUTASOさま、写真素材 足成さまのフリー素材を利用しています。両サイトさま、ありがとうございます。

2013/06/27

【読書】ブログ飯 には、ブログを書くのに必要な体幹トレーニング法と心構えが書かれていた【感想文】

Android、特にXperia系ユーザーにはお馴染みのブログ【Xperia非公式マニュアル】の管理・運営者、染谷昌利さんの著書『ブログ飯 - 個性を収入に変える生き方 - 』を読んで感じたことをレビューというか、感想文として記してみたいと思います。

すでに有名な読書系ブログの運営者さまや、有名ブロガーさま、そして友人・知人たちが大変ためになる考察を行われているので、ためになる話しはそちらに任せます。お目汚しかもしれませんが、暫しお付き合いください。

本著のなかで、染谷さんは自身の過去を振り返り「ごくごく普通のサラリーマン時代」だったと記されています。確かに本文中で描かれている内容を読むと、その自己評価にも納得がいきます。けれども現在はGoogleAdSensの個人としてはたった2人しかいない成功例として紹介されています。

どこがフツーやねん( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン

ま、過去の話しなので、的外れのツッコミかもしれませんね。
個人的な考えですが「普通」って物事の大多数を選択できる、それを理解できる能力なんじゃないかなぁって思うことが多々あります。もちろん、それを意識して行動できればの話し。染谷さんはそうした良い波・面白い風を読む感覚が根っこにはあったのではないかと思いました。

ちなみに、僕が染谷さんと初めて出会ったのは、とあるブロガー向けガジェットイベントでした。
第一印象は「なんかピンク色の人がいるよ(((( ;゚д゚))))アワワワワ、え、あの人が『Xperia非公式』の中の人なのかヮ(゚д゚)ォ! やっぱ突き抜けてないとダメなのかぁ」と思ったものです(´・ω・`)

まぁ、そんな印象の染谷さんなのですが、件の『Xperia非公式マニュアル』の読者ならわかると思いますが、驚くのはその更新頻度とネタの鮮度、そして何より楽しそうな文章。とても魅力的な内容で僕自身、現在進行形でこっそりファンです。

何度かお会いしているうちに、染谷さんは元々IT屋でなければ、ライターでもないということをお伺いし、僕は心の中で大変驚いたのを覚えています。しかも、Web上で話題に上がりながらも周囲では未確認だった「プロブロガー」と呼称されるフリーランサーであることを知って2重の驚きです。うん、タマゲタ。

染谷さんがブログと出会われたのは、2004年のことで以来そこから9年もの間、ブログを続けられているとのこと。これも驚きです。ブログを書いている人というのは、皆さまの周りにも居るかと思いますが、ここまでの期間書かれている人って誰かいるでしょうか?!

本文中にも記されていますが、会社員時代は「22時頃に帰宅し、夜中の2時、3時ごろまでブログを更新しつつも、朝の6時には起きて会社に行っていた」とあるように、とにかく毎日の積み重ねと、「文章を書くことが好き」、「訪問者の残してくれるコメントを通じての交流」といったモチベーションを持って継続されていたそうです。

当人はサラリと記されていますが、とってもスゴいことです。しかもそれを長年継続されていたことに敬意を評したいと思います。あんたスゲーよ!

さっきからエピソードばかりで、「レビューになってないやんけ( `д´) ケッ!」という声が聞こえてきそうでなので、ちょこっとだけ本編についての感想を。

この『ブログ飯』は、タイトルにもつけたように「体幹トレーニング」の方法を記したエクサイズ本と同じなんだと思います。「ひとつの答え」は確かに記されていまし、「トレーニングの基礎」については丁寧に解説され、「これからブログを始めたい」、「始めたけどイマイチ方向性を見失っている」という人には打ってつけでしょう。

しかし、あくまで書かれているのは地味な体幹トレーニング方法と、その心持ちのあり方です。

ちょっと横道の話しですが、サッカー日本代表の長友って、いまでこそ誰もが知る世界的なプレイヤーです。しかし、ユースのセレクションに落ちたり、大学では太鼓を叩いていたりと、決してそのプレイヤー人生は順調ではなく、ひょっとしたらどこにでもいる普通のプレイヤーに成り下がっていたかもしれません。

でも、彼は「諦めず」に繰り返し繰り返し、基礎トレーニングを「継続」し、いつでも出れるよう「準備」を怠らなかった。とても「地味」だし、派手なこととは縁遠いです。「失敗」したことも多いですが、いまも「挑戦」し続けているのは皆さまもよく知っていることでしょう。


閑話休題。
そう、そうなんです。大事なのは「諦めず」、「継続」し、「地味」なことでも「準備」を続けていることだと思うのです。そして、「失敗」を恐れずに「挑戦」すること。そうした精神的というか、心構えというのがしっかりと書かれており、血肉になることと思います。

『ブログ飯』のサブタイトルにある『個性を収入に変える生き方』を鍛え伸ばすための基礎の内容なので、著者の染谷さんも言うように「初歩的なこと」なのかもしれません。でもね、基本に勝るトレーニングって無いと思うんですよ。

そうした方法と考えを知っただけでもラッキーですし、実践したら何か違う景色が見えてきそうですよ?
間違うのが怖いのは誰だって同じだけど、やってみないとわからないし、初めから上手なのは一部の天才と天運を持った人だけなんですから。

レシピ本やトレーニング本を目的に応じて読み返すことがあると思います。
本書もそれらと同じく、ブログを書く・仕事をする上で、大事な基礎トレーニング本。
自分の心を整えるときや、初心に戻りたい時など、シチュエーションは様々ですが、きっと何度も読み返すことになるでしょう。

最後にやはり本書のことを紹介する上で外せないのが、『鬼嫁コラム』の存在です。
このコラムだけでも本書を買う価値は間違いなくあります。「旦那育成ゲーム」という言葉を使われた人の意見に大賛成だし、「奥様に褒めれたい」と表現された人に対しても大きく頷きます。いつまでも仲睦まじい夫婦であって欲しいし、きっとそうあるだろうなと確信しています。また、ご子息がどのように育っていくのかも楽しみです(^O^)v

ちなみに、コラムで書かれている辛辣な発言の数々。僕も一人の物書きとして同意です(´・ω・`)

ダラダラとまとまりの欠片もない感想文となってしまいましたが、「何かを表現したい」と思う人の心に火を付けてくれる良書です。題材はブログになっていますが、でもね、これって仕事に対する考え方の手引書でもあるんです。

フリーでやりたい、起業したいという人だけではなく、組織でくすぶっている人にも読んで欲しい一冊です。別にこれを読んでフリーで働きたいとは思わないだろうけど、これを読むことで違う景色がみえるんじゃないかなぁって感じました。

長くなりましたが、これで採点を待ちたいと思います(´・ω・`)

あ!そうそう、冒頭に紹介した素晴らしい紹介ブログの数々は以下のリンクからご確認ください。
皆さま丁寧な解説・考察をされており、「レビューってこうじゃないとね(;´Д`)」と、僕も理解しています。はい(´;ω;`)ブワッ
ブログ飯 公式Webサイト / 掲載情報

※なお、本文中の写真はPAKUTASOさまの無料素材を使用しております。